ピラティス資格の種類・認定団体一覧、資格更新・キャリアなど

ピラティス資格と団体って?資格更新・キャリアなど


ピラティスをみなさんが始める時、習う時、適切に効果的に行うには、ピラティスの指導者やピラティスインストラクター、ピラティス講師が必要ですよね。ですが、ピラティスインストラクター・指導者といっても、みんなが同じ肩書ではないことが分かります。

ジョセフ・H・ピラティスが開発したピラティスですが、ピラティスと一口に言っても、ピラティスには、様々な流派や団体、その資格があり、それぞれの内容を学び、修了した方が、それぞれの団体、資格の認定を受けてピラティスの指導者は活動しています。

ここでは、そのピラティスの資格・団体について詳しく学んでみたいと思います。

 

ピラティス指導対象と資格の概念は?


ピラティス指導対象と資格の概念はについて、こちらで簡単に触れたいと思います。ピラティスの種類には大きく「マットピラティス」「マシンピラティス」がありますが、指導資格についても同様です。それぞれについて個別に学ぶ必要があります。

指導対象・ライセンスの種類


マットピラティス(マット)

マシンピラティス(マシン)

コンプリヘンシブ

 

マットピラティス(マット)

「マット(マットピラティス)」は、ピラティスマット上で行う、マシンを使用しないピラティスで、マットピラティス資格は、マットピラティスのみを指導するピラティスインストラクター・ピラティス指導者のための資格・ライセンスとなります。

通常、ピラティスの難易度や裾野の広さから、マットピラティスのライセンスをまず取ることが一般的です。

マシンピラティス(マシン)

「マシン(マシンピラティス)」は、ピラティス用のマシンを用いて行うピラティスで、マットピラティスに対する概念、種類として使用されます。よって、マシンピラティス資格は、マシンピラティスのみを指導するピラティスインストラクター・ピラティス指導者のための資格・ライセンスとなります。

ただし、「マシン」といっても、その対象は、認定団体などによって異なります。ほとんどの団体がマシンピラティスの代表格であるピラティスリフォーマーについては対象としていますが、リフォーマー以外のマシンについては、団体ごとに異なるので、その点の比較けんとうが必要となります。

マシンピラティスは、マットピラティスに比べて難易度が高く、またより専門性も指導内容も高くなることから、マットピラティスの資格を取った後に、マシンピラティス資格へと進むことが一般的です。

コンプリヘンシブ

コンプリヘンシブは、「comprehensive」日本語訳では、「包括的」という意味を持ちます。ピラティスにおいては、マットピラティス指導資格とマシンピラティス指導資格の両方を含む、包括性をさして、両方の指導が出来る資格や地位のことをコンプリヘンシブと言います。

 

ピラティス資格と団体一覧


ジョセフ・H・ピラティスが考案したピラティス。ピラティスと言っても、ピラティスには、ジョセフ・ピラティスが考案した後に、様々な流派や団体、その資格が存在します。ここでは、日本国内で取得できるピラティス資格、それを認定する団体についてご紹介いたします。

 

BASI(Body Arts and Science International)のピラティス指導者資格


BASI(Body Arts and Science International)は、1989年にアメリカで設立され、全米、海外でも広く親しまれているピラティス専門のプログラム提供の団体です。ピラティスの発祥のオリジナルをベースに、科学的知見を取り入れて合理的に作られたプログラムが特徴です。

BASIでは、そのプログラムに基づいた ピラティスのインストラクター・指導者の認定を行っています。

マットインストラクターとして活躍したい人

Mat指導者資格コース(通学コース・ハイブリッドコース・オンラインコース)

マシンインストラクターとして活躍したい人

Machine指導者資格コース(通学コース・ハイブリッドコース・オンラインコース)

Mat指導者資格を持っている方が対象です。

両方の指導者(Comprehensiveインストラクター)として活躍したい人

Mat 及び Machineを両方受ける必要があります。

 

PHI Pilates Japanのピラティスインストラクター資格


PHI Pilates Japanは、ジョセフ・ピラティス考案のリハビリとコンディショニングの術としての「ピラティス」を継承する団体の1つで、アメリカのPHI Pilatesの日本団体となります。PHI Pilates Japanでは、資格認定養成コースを設けており、認定制度を通じて、専門的な知識に基づく、インストラクションが可能なピラティスの指導人材を育成しています。

PHI Pilates Japanの資格講座の種類

マットⅠ/Ⅱコース プロップスコース バレルコース チェアコース リフォーマーⅠコース リフォーマーⅡコース リフォーマーⅢコース タワーコース

 

JSADA(日本技能開発協会)のピラティススペシャリスト資格


JSADA(日本技能開発協会)は、様々な分野における日本の民間の資格認定団体です。カルチャースクールのように、気軽に各種資格を認定していただけるため、各分野の初心者も取り組みやすいのが特徴です。JSADA(日本技能開発協会)では、ピラティスインストラクター資格として、「ピラティススペシャリスト」の講座資格認定を行っています。

 

JADP(日本能力開発推進協会)のピラティスインストラクター資格


JADP(日本能力開発推進協会)は、保健、医療、福祉、社会教育、文化および芸術の分野においての実務能力向上に関して、職業能力の開発や雇用機会の拡充及び経済活動の活性化を図ることを目的といた民間団体です。癒し・ビューティージャンルにおける講座の1つとして、ピラティスインストラクター資格を設けています。

JAPICA(日本ピラティス指導者協会)のピラティス指導者資格


JAPICA(日本ピラティス指導者協会)は、日本人に合ったピラティスを、ピラティス指導者、医学博士、スポーツドクター、理学療法士、針灸師、柔道整復師、アスレティックトレーナー、メンタルトレーニング指導士などによって開発メンバーに据えた企業です。

マットピラティスベーシック、アドバンス、マシンピラティス、ゴルフピラティス等のピラティス資格講座を設けています。

BESJ(Body Elements System Japan)のピラティス指導資格


BESJ(Body Elements System Japan)は、日本初の団体で、対象年齢を選ばない体づくり、リハビリ方法から始まり発展してきたピラティスの普及活動を代替医療研究専門機関とともに行い、併せてこの体づくりメソッドに関する情報発信や普及指導及び専門家の指導育成などを行っています。

 

BODY MODEのピラティスインストラクター・指導者の認定資格


BODY MODEは、カナダのトロントを本部とするピラティス団体及びそのピラティスであるSTOTT PILATESのピラティスインストラクターを養成しています。STOTT PILATESの特徴は、ケガのリスクを低減し、必要なミニマムの筋肉量で強靭性、柔軟性・持続力などを鍛えることを目標とします。

 

Pilates Alliance(ピラティスアライアンス)のピークピラティス指導者資格


Pilates Alliance(ピラティスアライアンス)は、「Peak Pilates-ピークピラティス」を軸とした「ピラティスセッション(教室)」と「ピラティスインストラクターの育成」を行うピラティススタジオです。ピークピラティスとは、アメリカのフロリダ州 Mad Dogg Athletics社が提供するピラティスです。アメリカの数多い団体の中でも中心的な存在で、一般愛好者、トップアスリート、セレブリティと沢山の幅広い人々が顧客として愛好している流派となります。

IHTA(国際ホリスティックセラピー協会)の ピラティスインストラクター・ピラティス指導者資格


IHTA(国際ホリスティックセラピー協会)は、ホリスティック医学の普及とセラピー業界の発展を通して、人々が積極的・自律的に病気や怪我を防ぐ社会づくりを目指して健康増進に貢献することを目的としています。ホリスティック医学とは、人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚しています。協会では、様々なヘルスケア関連の資格認定を行っており、その一つとしてピラティスのインストラクターの養成も行っています。

FTP JAPANのピラティスインストラクター・ピラティス指導者資格


FTPは、フィジカルインストラクター全般への理論的・実践的な知識を与え、その技能の向上のニーズに対応する為、1991年イギリス・ロンドンでインストラクタートレーニングプログラムを提供し始めました。様々なフィットネスインストラクター分野での指導を行い、ピラティスインストラクターの養成・指導も行っています。

 

国際ボディメンテナンス協会(IBMA)のピラティスインストラクター資格


国際ボディメンテナンス協会(IBMA)は、美容や健康などのボディメンテナンスに特化した協会です。ホリスティックな視点からアプローチできるように、IBMAではボディメンテナンスに関する様々な資格の認定事業を行い、確かな知識と技術を持った専門家を育成しています。「Do what you love. Change your story.」をスローガンとして、人材を育成、独立開業を推進し、組織と個人を支えるインフラを整え、世界をより健康にしていきます。

 

バランスドボディ(zen place)のピラティスインストラクター資格


バランスドボディ(zen place)は、ヨガ、ピラティススタジオであるzen placeが提供するピラティスプログラムです、BalancedBodyの養成プログラムの特徴は「動きの原則(ムーブメントプリンシパル)」と粘土で立体的に学ぶ「3D解剖」といった点にあります。マットインストラクターコース、リフォーマー(マシン)インストラクターコース、コンプリヘンシブインストラクターコースなどピラティスの種類ごとにそれぞれの専門コースが用意されています。

JIAのピラティスインストラクター資格

JAAMPのピラティスセラピスト資格等

 

ピラティス・メソッド・アライアンス


2001年に設立された、ピラティス指導者のための非営利団体であり、ピラティスメソッドの継続的な教育と普及、またPilates Method Alliance 認定資格の発行をしている。略してPMAと呼ばれる。

数十年にわたって世界中のピラティス指導者が様々な流派を始めたが、2000年に起こった商標登録に関する訴訟を期に、知識や情報の共有と指導の質を保つことを目的として設立された。PMAの認定資格試験に合格すると、PMA-CPTとして認定されます。

ピラティスの資格を選ぶ際のポイント


1資格の内容・対象

まず、マットピラティスか、マシンピラティスか、マシンの場合、その種類、またその他の独自の指導者の養成カリキュラムがある場合もあります。例えば、リハビリ向け、妊婦向け・シニア向けなど

2受講方法

受講方法については、現在、実地対面の通学もしくはオンラインがあります。全てが通学、オンラインのどちらかになる講座もありますが、座学のみオンラインで、実技は通学が必要というパターンもあります。ご自身のニーズにあったご利用をすると良いでしょう。

3諸費用

費用面では、PMA加盟団体の受講費は高い傾向にあります。PMA加盟団体以外の資格であれば比較的安く済むケースが多いです。

日程については、開講が平日のみであったり、終日の受講が必要な場合もあるため、事前に確認をしてから申し込みましょう。

 

ご自身の目的、スタイルにあったピラティス資格で活躍しましょう。


ピラティスの資格及びその認定団体は様々です。ご自身の目的やニーズ、スタイルに会ったピラティスの資格で健やかで美しいカラダとココロ、キャリアを作ってくださいね。

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